働きながら地域活性化!ワーケーション補助金制度をエリア別にご紹介

2023.07.20

こんにちは!JJです。近年、働き方の多様化とともに、ワーケーションが注目を集めていますが、補助金制度があることを知っていますか?
ワーケーション補助金制度は、働きながら地域の活性化を図ることを目的に地方自治体が導入しています。そこで今回は、ワーケーション補助金制度の概要や地域活性化に役立てる方法、各地域でどのような補助金制度を導入しているかご紹介します。

ワーケーション補助金制度の概要と目的

ワーケーション補助金制度は、地域活性化の促進や労働スタイルの多様化の支援、地域資源の活用など、地域と働く人々の相互の利益を促進することを目的としています。
この制度では、滞在費や交通費の一部を補助など様々な支援が行われ、地元の文化や観光地の情報発信、地域イベントへの参加などが求められる場合もあります。

地域別ワーケーション補助金制度

ここでは、地域別に実施されているワーケーション補助金制度の一部をご紹介します。なお、掲載タイミングにより最新情報ではない場合もありますので、最新の情報や詳細な内容は各自治体のウェブサイトなどで確認してください。

北海道

北海道では富良野市が「ワーケーション実証費用助成金」を導入しています。
助成の対象は、「宿泊費」「レンタカー利用料」で、4泊以上の滞在や、滞在期間中にSNSでワーケーションの実施を紹介するなど、様々な要件があります。

対象経費 限度額
宿泊費 3,000円/1泊(素泊り又は朝食付き)
※助成割合:1/2以内
※限度日数:7泊
レンタカー利用料 2,500円/1泊
※助成割合:1/2以内
※限度日数:8日


詳細はこちら >

東北エリア

青森県
青森県では、「アオモリ・ワーケーション」というリモートワークやワーケーションを体験いただくモニター事業を導入しています。
助成の対象は「宿泊費」「交通費」「レンタカー利用料」で、交流プログラムや地域サポート体験への参加などの要件があります。

対象経費 限度額
宿泊費・体験費 無料
※飲食費、オプションの参加費は自己負担
※限度日数:5泊6日
交通費 15,000円/1人あたり(公共交通機関利用の場合)
※自家用車の場合、1組60,000円
レンタカー利用料 5,000円/1組(期間中)


詳細はこちら >

秋田県
秋田県では、県外に本社や本店を置く企業・団体向けに「ワーケーション実践団体奨励金交付事業」を実施。1企業(団体)あたり10万円が交付されます。
ただし、原則3名以上(秋田県を除く東北5県からの参加においては5名以上)の参加や連続3泊以上の滞在、SNSでの発信などの要件があります。

詳細はこちら >

関東・中部エリア

東京都
東京都港区では「連携自治体ワーケーション促進事業」にて、港区内の企業・団体向けに、ワーケーションプラグラム参加費用の一部を補助しています。
補助金額は1企業(団体)あたり最大20万円で、港区と連携自治体で定める体験プログラムに参加することなどの要件があります。

対象経費 限度額
宿泊費 10,000円/1人1泊あたり
※食事付きプラン含む
交通費 50,000円/1人あたり


詳細はこちら >

長野県
長野県岡谷市では、市外・県外の企業を対象にワーケーション補助制度「【岡谷へ行こう】ワーケーション」を実施しています。
補助の対象は、「交通費」「宿泊費」「レンタカー利用料」で、岡谷市文化施設5館共通入館券やうなぎ券2000円分、ポケットWi-Fiの無料貸出(台数制限あり)などの特典もあります。

対象経費 限度額
宿泊費 5,000円/1人1回
※助成割合:1/2以内
※限度日数:7泊
交通費 10,000円/1人1回
※助成割合:1/2以内
※上限回数:当該年度内3回
レンタカー利用料 10,000円/1日あたり
※助成割合:1/2以内
※限度日数:8日
※1企業1台/1日あたり


詳細はこちら >

近畿・中国・四国・九州エリア

広島県
人島県福山市では、備後圏域外(広島の三原市、尾道市、福山市、府中市、世羅町、神石高原町、岡山県の井原市、笠岡市の6市2町)の企業等を対象に、「ワーケーションふくやま推進事業補助金」を導入しています。
補助の対象は、「交通費」「宿泊費」「コワーキング施設利用料」などで、補助金額は1人あたり最大10万円です。

対象経費 限度額
宿泊費 500,000円
※助成割合:1/2以内
※1人当たりの補助金の額は100,000円が上限
※対象期間は、2023年4月1日〜2024年2月29日まで
交通費・レンタカー利用料等
移転費
オフィス利用料
その他


詳細はこちら >

鹿児島県
鹿児島県では、県外在住の個人や企業に対し「かごしまワーケーション実施支援事業」を実施しています。
補助の対象は、「交通費」「宿泊費」「コワーキング施設利用料」などで、補助金額は1人あたり最大10万円です。

対象経費 限度額
宿泊費 10,000円/1人1泊あたり
※助成割合:1/2以内
※1週間以上の滞在が条件
交通費・レンタカー利用料 助成割合:1/2以内
※1週間以上の滞在が条件
施設利用料
その他


詳細はこちら >

ワーケーション補助金制度に期待すること

ワーケーション補助金制度の利用には、「費用の削減」「ワーケーション先の選択肢が広がる」などのメリットがあります。また、ワーケーション補助金制度には次のようなことが期待されています。

地域活性化の促進

ワーケーションを通じて働きながら地域を訪れる人々が増えることで、地域の経済活動や観光業が活発化し、地域全体の活気を創出することが期待されます。
これにより、地域内の企業や商店の売上向上、雇用創出、地域資源の活用などが促進されることが見込まれます。

地域の魅力発信と認知度向上

ワーケーションを通じて訪れる人々が地域の魅力を体験し、その魅力を口コミやSNSなどで発信することで、地域の知名度や認知度が向上することが期待されます。
これにより、地域の観光資源や文化の魅力が広まり、地域全体のイメージアップに繋がることが見込まれます。

人材の定着と交流の促進

ワーケーションを通じて地域で働く人々が増えることで、地域の人材定着が促進されます。また、地域に滞在するワーケーショナー同士の交流が生まれることで、地域社会の結束力が高まり、地域コミュニティの発展に寄与することが期待されます。

地域資源の活用と振興

ワーケーション補助金制度を通じて地域資源が活用されることで、地域の自然環境や文化、歴史的な遺産などが活かされ、魅力的な観光地としての地位を確立することができます。これらをワーケーションに取り入れることで地域の特色を生かした魅力的な体験が提供され、地域のプロモーションやブランディングにも繋がります。

ワークライフバランスの向上

通勤やオフィス勤務にとらわれず、リラックスやリフレッシュできる環境で仕事ができるため、ストレス軽減やワークライフバランスの向上が期待されます。これにより、労働者の働きがいや生産性の向上につながる可能性があります。

まとめ

ワーケーション補助金制度を活用した地域活性化の方法は様々です。今回ご紹介したエリア以外にも、ワーケーション補助制度を取り入れている自治体があるので、ぜひ活用してみてください。
ワーケーションを通じて、新たな発見や地域とのつながり、刺激や活力を得ることができるかもしれませんよ。

\ SNSにて活動の様子を報告しています /

twitter